神奈川県立近代美術館+東京港区景観街づくり賞奨励賞

橘川雄一|2023.12
10/7から三連休でしたが妻が外に出たがらないので蟄居していました、が実は初日に葉山に脚を運びました。妻と二人の時はいつも車なのですが、ひとりなので逗子駅経由バスを乗り継いで行きました。森戸海岸あたりの狭い道バスがすれ違えるのかと心配していましたがやはりダメでバス同士で接触することとなってしまいました。
葉山訪問の目的は、神奈川県立近代美術館葉山館。同館の開館20周年で式典と展示があったという理由です。初代酒井忠康館長、現水沢勉館長とお会いしてお話しするのも久し振りですが芸術のお話を聞けるのは脳が活性化します。お二人の対談で鎌倉本館ANNEXの耐震不足のお話し、そして前川事務所の先輩大高正人氏設計の鎌倉別館設計で遺跡調査で掘削する範囲を狭められ、大きくキャンティレバーで張り出す形状になった話、など美術の立場の方の話しをお伺いし、興味深かったです。葉山館は中庭からの景色、とても綺麗に見せる配慮をされた、素敵な場所です。私にとっては伯父柳原義達作の塑像『座る』が中庭に配置されていることもあり、海を見たくなるといつも行く場所です。

港区景観街づくり賞奨励賞を弊社が受賞しました。10/1から港区HPに掲載されています。


港区ホームページ 景観街づくり賞についてはこちら

今年令和5年の賞は令和3年度竣工が対象でした。
「PORTAL POINT ROPPONGI」は、都市銀行のご紹介で、4グループの事業コンペで得た設計です。敷地は国立新美術館の少し先、政策大学の向かいです。
株式会社リアルゲイトとでコンペに参加しました。RG社は"事業運営"で、と同時にデザインコンセプトを弊社と話し合いで定めました。
1〜2階が商業系で3階からはオフィスと住宅(付置義務)です。RG社が30年間のマスターリースしています。
土地所有者が我々を評価して下さって事業指名をして下さいました。所有者には感謝しています。