若者は"大谷翔平"様(よう)を目指す

橘川雄一|2024.1
箱根駅伝が終えました。毎年の正月風物詩です。
私は早稲田大学卒なので母校を当然応援していました。
7位ゴールでシード権を確保した事で仲間は妙に満足しています。

ことしの早稲田大学出場選手の出身校を見ると、スポーツ推薦で入学した学生は5人、他5人は一般入試で入ってきた学生、早実2名、洛南2名、西武学園文理1名、いわゆる"進学校"である。

長距離走者基礎数字"1万mの記録を見ると青山学院の学生とは1.5分、28分30秒と30分00秒の差がある。
小さい時から長距離走に才能があり嘱望されている子供は、早稲田は目指さない、原晋監督の青山学院を目指す。
卒業後の進路先も原晋監督の人脈から魅力的な実業団に入れる。ランナーのエリートコース青学を目指す。

私は学生時代グランドホッケーをやっていた。今でもOB会総会には参加し年会費も支払っている人間です。毎年11/23に開催される早慶戦に行くのですが、最近駅伝と同じでスポーツ推薦入学の人数は本当に少なくなっています。今年は2名。駅伝と同じでオリンピックを目指すなら天理大学を目指すのでしょう。故に早稲田大学は早大学院からの選手が殆どでした。慶應義塾大学も塾高からの選手だけだったので、ほぼ互角で試合も2-2の引き分けでした。

時代は"文武両道"という時代でなく、やるなら"大谷翔平"、スポーツで突き抜けろ! が今の学生の夢なのでしょう。